カテゴリー「F1」の47件の記事

2008年12月 6日 (土曜日)

ホンダF1撤退(2008年)

HONDA F1レース活動について

 驚くとともに、とても残念なニュースです。
 モータースポーツファンにとって「ホンダといえばF1」のイメージは、切っても切り離せないものでしたから。
 福井社長ご自身も、F1には力を入れてきただけに、勇気のいる決断だったでしょう。

 景気回復後の早期復帰を期待しています。




2006年10月26日 (木曜日)

F1 2006 トルコGP~ブラジルGP

いろいろあって、しばらくの間、記事の投稿を休止していました(たいした理由ではないですが)。
楽しみにしていた方、すみません。
また少しづつでも投稿を続けて行きたいと思います。

F1については、前回の投稿から最後まで、状況が大きく変化していきましたね。
終盤戦について、考察と雑感をまとめておきたいと思います。

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トルコGP(イスタンブールパーク・サーキット)

レース前とスタート直後の流れでは、順調に行けばフェラーリ1-2とも思われたが、セーフティーカー導入のタイミングで流れが変わり、勝負がついた。
フェリペ・マッサ選手(フェラーリ)の初優勝、2位フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)、3位ミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)。

チャンピオンシップでは強運のアロンソ選手がリードを広げて優位だが、このレース中のラップタイムを見ると、フェラーリ勢にやや分があり、今後も混戦が予想される。
ルノーのマスダンパー問題が、微妙に尾を引いているようだ。

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イタリアGP(アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ)

フェラーリのお膝元イタリア。
PPこそキミ・ライコネン選手(マクラーレン・メルセデス)に譲ったものの、やはり本命はフェラーリ。
ミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)がスマートに優勝を決めた。
フェリペ・マッサ選手は、いろいろと不運が重なり9位に終わった。
2位キミ・ライコネン選手、3位初表彰台ロバート・クビサ選手(ザウバーBMW)。

フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)は、まさかのエンジンブローでリタイア、ノーポイント。
この影響で、チャンピオンシップのポイント差が一気に減った。
レース後の会見で、ミハエル・シューマッハ選手が引退を正式に発表した。

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中国GP(上海インターナショナル・サーキット)

予選は雨となり、刻々と変化する路面状況に大波乱。
コンディションのマッチングの問題で、ブリヂストン勢で最終予選に進出できたのはミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)のみ。
ルノー勢が予選フロントロー独占の圧倒的優位の中、ミハエル選手は予選6位と苦戦した。

決勝も路面状況が刻々と変化する難しいレースとなった。
結局、難しい状況を上手くコントロールしたベテランのミハエル選手が大逆転で優勝。
フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)は、タイヤ交換の判断ミス、ピット作業でのタイムロス、ドライタイヤへの交換タイミングが早すぎりと散々だったが、終盤のがんばりで2位となった。

この結果、チャンピオンシップは二人が同点で並び、優勝回数でミハエル選手が逆転首位となった。

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日本GP(鈴鹿インターナショナル・レーシング・コース)

来年度から日本GPは富士スピードウェイで開催されることとなり、次回以降の開催が未定となる鈴鹿。
個人的には一番好きなサーキットなのでとても残念だが、早期の再開を期待したい。

地元ブリヂストンの優位が期待された通り、予選ではフェラーリがフロントロー独占。
3-4は同じくブリヂストンのトヨタ、5-6にルノー、7-8にホンダ、という具合にきれいに並んだ。

予選2位のミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)は、3週目でトップとなり、圧倒的優位に見えたが、レースは終わるまで判らないものである。
レース中盤、気がつくと、フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)は2番手。
レース終盤に向けて、この二人のバトルに期待がかかった。
しかし、2回目のピットイン直後、ミハエル選手のマシンがまさかのエンジンブロー。
ライバルのいなくなったアロンソ選手はそのまま優勝。
チャンピオンシップも残り1レースで10ポイント差でアロンソ選手が首位となる。
最終戦でミハエル選手が逆転するためには、ミハエル選手が優勝し、かつ、アロンソ選手がノーポイントしかない。
ミハエル選手は、ライバルのリタイヤを期待するようなレースは望まないとして、ドライバーズ・タイトルよりもコンストラクターズに集中することを宣言した。

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ブラジルGP(アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)

最終戦ブラジル。
ミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)の引退レースは、ミハエル選手がデビュー当時の王者、故アイルトン・セナ選手の母国の地となった。

しかし、ミハエル選手にとっては予選から苦しいレースとなってしまった。
最終予選ではマシントラブルでアタックできず、予選10位に終わってしまう。

2度目の優勝&母国初優勝となったフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)は本当に嬉しそうだった。
フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)は2位となり、確実にドライバーズとコンストラクターズのWタイトルを獲得した。
3位ジェンソン・バトン選手(ホンダ)、4位ミハエル選手、5位キミ・ライコネン選手(マクラーレン・メルセデス)。

ミハエル選手は、最後まであきらめずに全力を出し切った走りを見せてくれた。
上位には今後のF1界をリードしていく次の世代が並ぶ結果を残し、2006年のF1は幕を閉じた。

2006年8月11日 (金曜日)

F1 2006 ハンガリーGP(ハンガロリンク)

全く予想していなかった大混乱のレースとなってしまった。

まず、優勝候補二人、フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)とミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)のフリー走行時の違反行為に対し、予選タイムに2秒加算のペナルティが科される事となった。
このサーキットは、オーバーテイクポイントが少ない上に、レコードラインを外すと途端にグリップが悪く、決勝時のオーバーテイクが難しい。
このため、予選タイム2秒加算というペナルティは、表彰台すら難しいものと思われた。
まあ、重大な事故が起こりかねない危険な違反行為だから、仕方がないだろう。

こうなると、予選1位のキミ・ライコネン選手(マクラーレン・メルセデス)、予選2位のフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)は、まあ順当なところか。
そして、3位と4位にホンダの2台だが、ここ最近のホンダの調子からは予想していなかった好結果。
これは面白いことになりそうだ。

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決勝当日、今期初のウェットレース。

予選4位のジェンソン・バトン選手(ホンダ)は、エンジン交換を行ない、10番グリッド降格で14番手スタート。

スタート直後に、ミハエル選手4番手、アロンソ選手6番手、と一気に順位を上げる。
流石はチャンピオンの二人。
これでレースが面白くなるかと思われた。

しかし、路面コンディションによって、ブリヂストンとミシュランのタイヤに性能差がありすぎて、まともなレースとならず。
その後、トラブルが続発して、もう何が何だかわからない状態。

結局、その混乱のレースを制したのは、ホンダのジェンソン・バトン選手。
現行ホンダチームの初優勝となった。
チャンスさえあれば優勝を狙える実力はあったので、特に驚きはしなかったが、やはり国産チームの活躍は嬉しい。
今後、いつでも優勝争いに関われるように強くなっていって欲しい。

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次回はトルコGP(イスタンブールパーク・サーキット)。

このサーキットは、最近人気のデザイナーが手がけており、意図的にオーバーテイクポイントも設けられ、バトルが楽しめる。
ここ最近のブリヂストンの好調に対し、ミシュランがいつまでもこのままでいる訳がないので、ここら辺りでミシュランの逆襲が始まり、拮抗したレースを見せてくれる頃か。
ちょっと予想をするのは難しい状況だが、白熱のバトルを期待したい。

2006年8月 4日 (金曜日)

F1 ドイツGP ホッケンハイムリンク 2006年

前回に予想した通り、ミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)の優勝となった。
ブリヂストンのパフォーマンス向上により強いフェラーリが戻ってきた。

しかし、ルノー+ミシュランの不調も、結果に大きく影響しているのも確か。
今回のルノーはタイヤのブリスターに苦戦していたようなので、この問題が解決できれば、また優勝候補になることは間違いない。

マスダンパー禁止の問題など多少ごたごたはあったが、いよいよチャンピオンシップが面白くなってきた。

その一方で、やはりマクラーレン・メルセデスは調子を取り戻せなかった。
キミ・ライコネン選手(マクラーレン・メルセデス)は、精一杯がんばっていたのだが。

期待のトヨタは、あまり良い結果とは言えないが、それでもレース中のファステストラップで4位&5位と、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。
ブリヂストン・タイヤとのマッチングも良いようで、このまま調子を上げていけば、表彰台争いの常連になりそうだ。

ニューマシンを投入したスーパーアグリ。
そこそこのパフォーマンスを見せたが、トラブル多発で、結果は残せず。
まあ、急いで作り上げたマシンなので、仕方ないか。
次こそは、完走以上の結果を期待したい。
ただ、予選前にマシンを壊した某選手のコメントは、チーム全体の士気を乱すような内容で、聞いていて気分を害した。
今後のチームの動きが気になるところ。

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次回はハンガリーGP(ハンガロリンク)。

路面状態が良くない低速サーキットで、ラインを外すとグリップを失うため、オーバーテイクが困難。
また、空力よりもメカニカルグリップが重要で、他のサーキットとは少し違った展開が予想される。
個人的には、ウィリアムズがここのコースを得意としている印象が強いので、エンジンが非力とは言え、面白い活躍をしてくれるかもしれない。
ルノーにとってはやや不得意なコースかもしれないが、優秀なトラクションコントロールが性能を発揮できる可能性も残る。

ということで、本命はフェラーリ。
ルノー、マクラーレン・メルセデス、ウィリアムズ・コスワース、トヨタが表彰台を競う展開、と予想してみた。

2006年7月20日 (木曜日)

F1 フランスGP サーキット・ド・マニ-クール 2006年

ミシュラン・タイヤの本拠地フランスGPにて、ブリヂストン・タイヤのフェラーリを駆るミハエル・シューマッハ選手が圧勝!
豊富なデータを持つミシュラン+ルノーが絶対に有利と思っていたが、その大方の予想に反して、ブリヂストンが意地を見せてくれた。
つまらなくなりかけてたチャンピオン争いも、ポイント差が17ポイントに縮まり、面白くなってきた。
やはり、レースはこうでないとね。

しかし、フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)も、しっかり2位に入るところは流石が前年度チャンピオンである。
ポイント差が縮まってきたこともあり、ルノーとフェラーリのセカンドドライバーも、優勝争いの要となる。

一方、マクラーレン・メルセデス、速さはあるのだが、どうも結果に結びつかない。
アメリカGPのファン・パブロ・モントーヤ選手の件については、厳しすぎる処分にがっかり。
チームが一丸となって闘っている中、現場と関係ないところで重要な決定を下されてしまうようでは、ドライバーもチーム関係者もレースに集中できないのではないだろうか。
リリース発表ではやんわりと同意のもとに事がすすんだかのように説明されているが、その前に、某巨大企業のお偉いさん方の逆鱗に触れたというような報道があったわけだが。
まあ、こんな状況ではチーム全体がギクシャクして、当面、結果はだせないだろう。

逆に、トヨタの活躍はレースを盛り上げてくれた。
残念ながら、完走はラルフ・シューマッハ選手の1台、4位入賞のみとなってしまったが、ブリヂストン・タイヤとのマッチングも良さそうだ。

一方、ホンダの不調は気になるところ。
経験の少ないシャシー開発がうまくいっていないのだろうか。

スーパーアグリもなかなか調子があがらないが、いよいよ次戦から新型シャシー投入となるので、期待したい。

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ということで次回はドイツGP(ホッケンハイムリンク)。

前年の優勝者はアロンソ選手。
前年のポールポジションはキミ・ライコネン選手。
予選ラップレコードはミハエル選手。
コース改修前の高速バトルが見られないのは残念だが、オーバーテイクポイントが多くなった分、この3人のトップドライバーのバトルが見られる可能性は高くなった。

ここ数戦の流れはミハエル選手、一発の速さはライコネン選手、安定度はアロンソ選手、と予想は難しいが、ここはミハエル選手を推しておきたい。
またトヨタの活躍(とくにラルフ選手)、スーパーアグリの新型シャシーも楽しみだ。

2006年7月 7日 (金曜日)

F1 アメリカGP インディアナポリス・モータースピードウェイ 2006年

今年も大波乱のレースとなった。
昨年ほどではないが、完走台数はわずか9台と、無事には終わらないGPの印象が残ってしまった。
ただ、これだけのクラッシュとリタイアが続出する中、大きな怪我などが無くて本当に良かった。
ただ、観客席もまばらで、採算が取れているのも心配。
今後の開催も危ぶまれる。

そんな混乱の中、インディーでの経験豊富なブリヂストンタイヤが圧倒的なパフォーマンスを見せた。
さすがのルノーも、今回のフェラーリ+ブリヂストンには刃が立たなかった。

一方で、トヨタも大健闘。
ラルフ・シューマッハ選手は残念だったが、あと少しでW入賞だった。

ついてないのはマクラーレン。
あの混乱の中では仕方なかったが、チームメイト同士で接触&リタイアは最悪の結果。
調子はあまり良くなかったが、それでも入賞は充分に狙えたはず。

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次回はフランスGP(サーキット・ド・マニ-クール)。

フラットなコースで、ヘアピンが多いのが特徴。
長いバックストレートからヘアピンにかけてがオーバーテイクポイント。
今回とは逆に、母国であるミシュランに有利なコースとなる。

ルノーの強さは相変わらずであろうし、コーナー立ち上がりが重要なのでルノーの優れたトラクションコントロールがさらなるアドバンテージとなるだろう。
ただ、フラットなコースはマクラーレンも得意としているので、攻防を期待したい。
フェラーリはタイヤの差でやや不利かも知れないが、チャンピオンシップのためにも、アメリカGPでの勢いを見せて欲しい。

2006年7月 2日 (日曜日)

F1 カナダGP サーキット・ジル・ビルヌーブ 2006年

またもフェルナンド・アロンソ選手(ルノー)の完璧な勝利となった。
ドライバーの実力・マシンの完成度の高さ・チーム力・戦略・アロンソ選手の強運、これらの全てが上手くまとまっていたと思う。

一時、キミ・ライコネン選手(マクラーレン・メルセデス)が迫っていたが、重要な場面ではあっさりと引き離した。
ただでさえブレーキに厳しいサーキットなので、おそらく、マシンをいたわって、必要以上にプッシュしない戦略だったのであろう。

ちなみに、このサーキットはドライバーの技量がタイムに大きく表れる。
レース中の最速ラップタイムを見てみると、キミ・ライコネン選手、フェルナンド・アロンソ選手、ミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)の3人が近いタイムで並び、他の選手を引き離している。
やはり、この3人のドライバーの実力が並んでいることがわかる。

しかし、F1はマシンとチーム力も含めた総合力が大事。
その面では、フェルナンド・アロンソ選手&ルノーが、やはり強いようだ。
例えば、フライングのペナルティーを受けたジャンカルロ・フィジケラ選手(ルノー)が、あっさり4位に入賞できてしまうほど、ルノーは強い。

フェラーリとマクラーレン・メルセデスがもう少しがんばってくれれば、今年のF1はもっと面白くなるのだが。

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次回は、アメリカGP(インディアナポリス・モータースピードウェイ)。
言わずと知れた、インディー500の超高速オーバルコースの一部に、テクニカルなインフィールド・セクションを加えた、セッティングの難しいコース。
基本的には、高速コース部分にマシンを合わせるが有利なので、ダウンフォースの少ない不安定なマシンで、いかにテクニカルなインフィールド・セクションをスムーズに走るかで、ドライバーの手腕と低ダウンフォース時のマシンの実力が伺える。
昨年はミシュラン・タイヤの安全性に問題があったため(さんざんごねていたが、結局、タイヤの強度不足が原因)、なんとも無様なF1となってしまったが、今年こそは安全なタイヤで望んで欲しい。

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(PS)
最近、フジテレビの実況コメントの雑さが気になり、非常に不快に感じる。
ドライバーやチーム名を頻繁に間違えたり、間違ったコメントをしたり、間違いがあってもなかなか訂正しなかったり、等等。
今のF1実況のスタイルを築いたのは元プロレス実況出身の古館アナウンサーで、当時は「うるさい」という批判的な意見が多かった。
ただ、彼はドライバーやチーム名を間違えないよう必死に覚え、状況をほぼ間違いなく的確に伝えるよう努力を怠らなかった。
うるさいのは確かだが、的確なコメントだったので、実況を聞いていても不快ではなかった。
今のフジテレビには、もう少しプロとしての自覚を持った仕事をして欲しいものだ。

2006年6月12日 (月曜日)

F1 イギリスGP シルバーストン・サーキット 2006年

フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)、文句なしの完璧なポール・トゥ・フィニッシュ。
2位、ミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)。
3位、キミ・ライコネン選手(マクラーレン・メルセデス)

このサーキットは、マシン性能&燃料搭載量が大きくタイムに影響する。
特に驚いたのは、ルノー勢は予選でライバルたちよりも多めに燃料を積んでいて、それでも好タイムをマークしていたこと。
今回、ルノーのマシンの速さがあらためて示されたわけだ。

ただでさえ天才的な速さと強運を兼ね備えたアロンソ選手なのに、マシンにもアドバンテージがある。
この状況&このサーキットでは、2人のライバルに勝ち目は無かった。

今後、特に大きな変化が無ければ、今年のチャンピオンはフェルナンド・アロンソ選手でほぼ決まりだろう。
あとは、ミハエル選手とライコネン選手が、アロンソ選手をどれだけ苦しめることができるか、といったところか。
他には、日本勢3チームの活躍、個人的にはニコ・ロズベルグ選手にも注目している。

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次回はカナダGP(サーキット・ジル・ビルヌーブ)。

このサーキットは、川の中州の人工島にある公園の周回道路。
美しい景観を持ち、ブレーキに厳しい難易度の高いテクニカルなコースで、私の好きなコースの1つ。
特に、長いストレート直後の最終シケインの出口脇には壁があり、ここに接触&リタイアする事故も多い。
ドライバーのブレーキングテクニックと、マシンの信頼性、特にブレーキの耐久性に注目。
そして、ブレーキングの得意な佐藤琢磨選手(スーパー・アグリ)、非力なマシンでどこまで活躍できるかにも注目したい。

2006年5月29日 (月曜日)

F1 モナコGP モンテカルロ市街地コース 2006年

予選から大混乱のレースとなった。

なんといっても、ミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)の全予選タイム抹消の厳しすぎる処分が、モナコGPの楽しみを半減させてしまった。
モナコ・マイスターと呼ばれるミハエル選手は、予選上位ならばレース中の流れで優勝争いができるので、故意にマシンを止めるなんてペナルティ覚悟の危険を冒す筈が無い。せいぜい、ベストラップタイムの抹消か、予選10番手降格が妥当なところと思うのだが。
とにかく、最近のFIAは「フランス」が有利になるような強引な裁定が多いように思えてならない(井出選手のライセンス取消でサードのフランス人ドライバーがセカンドに昇格したり)。

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こんな状況で、今回はフェルナンド・アロンソ選手(ルノー)の一人相撲かと思っていたら、やってくれましたキミ・ライコネン選手(マクラーレン・メルセデス)。
ぴたりと2位に着け、アロンソ選手が一回目のピットストップで燃料給油を少なめにしなければ首位を守れないほどのプレッシャーをかけた。
この状況だと、2回目のピットストップで、アロンソ選手が早めに入らなければならないはずなので、ライコネン選手が逆転できる可能性があった。

と思ったら、2回目のピットストップの直前のタイミングで、3位につけていたマーク・ウェーバー選手(ウィリアムズ・コスワース)がエンジンブローし、セーフティーカー導入。
アロンソ選手とライコネン選手が同時にピットインし、順位は変わらず。
コース上での対決を期待していたら、今度はライコネン選手が防熱板の発火が原因でリタイヤ。全くつきが無い。
レースを終えたライコネン選手は、クルーザーの上でくつろいでいたが、モナコならではの光景だ。

ライバルがいなくなり、あとはアロンソ選手の一人旅。

多くの混乱があったものの、結局のところレース前の予想通り、優勝はアロンソ選手。実力で制したとは言い難いが、かなりの強運の持ち主であることは確かだ。
2位は、最近不調だったファン・パブロ・モントーヤ選手(マクラーレン・メルセデス)。
3位は、ベテランのデビッド・クルサード選手(レッドブル)。
映画「スーパーマン・リターンズ」のプロモーションで、クルサード選手は赤いマントを着用しての授賞式。角張った顔立ち、体格が良くて背の高い、スーパーマンのイメージにぴったりだった。

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次回はイギリスGP、シルバーストン・サーキット。
古くからF1が開催される伝統的なサーキットで、元々は飛行場のフラットな高速サーキットだ。
昨年は地元マクラーレン勢の活躍が見られたが、今年も活躍して欲しいところだ。

2006年5月17日 (水曜日)

F1 スペインGP サーキット・ド・カタロニア 2006年

フェルナンド・アロンソ選手(ルノー)、念願の母国初優勝となった。

予選では、1番手のアロンソ選手と、2番手のジャンカルロ・フィジケラ選手(ルノー)で、搭載燃料を若干軽めにしたルノー勢がフロントローを独占。
フェラーリ勢はセカンドローで、3番手のミハエル・シューマッハ選手(フェラーリ)、4番手のフェリペ・マッサ選手(フェラーリ)。
マスコミの意見では、フリー走行時の状況や、最終予選時の搭載燃料から、フェラーリ勢がやや有利と見られていた。

決勝のスタートではルノー勢が1-2を守り、序盤からルノー勢にとって理想的なレース運びとなった。
1回目のピットインのタイミングで、ミハエル選手はフィジケラ選手の前に出ることができたが、すでにアロンソ選手との差は大きく開いていた。
しかも、ラップタイムは僅かにアロンソ選手が速く、2回目のピット後もアロンソ選手の優位は変わらず、勝負がついた。

今回のファステストラップ等からマシンの性能を推測すると、アロンソ選手の母国GPであったことを少し差し引いて、ルノーとフェラーリはほぼ互角ではないかと思う。
一方、昨年は最速マシンと考えられていたマクラーレンは、今年はライバル勢に比べてやや遅れをとっている、といった印象か。

マシンの仕上がり具合に着目すると、この時点で、チャンピオンシップはアロンソ選手とミハエル選手にほぼ絞られた、と言えそうだ。
マシン性能差はほぼ互角と考えられるので(タイヤや改良で形勢が変化する可能性もあるが)、あとはドライバーとチーム総合力の争いが中心となりそうだ。
アロンソ選手の課題は、初めてのディフェンディング・チャンピオンという地位のプレッシャーを乗り越えられるか。
ミハエル選手の課題は、引退を意識しはじめた中、どこまでモチベーションを強く維持できるか、また体力面も心配。

次回はモナコGP(モンテカルロ市街地コース)。
いわずとしれたF1最難関の市街地コースで、美しい景観と裏腹に、非常に危険なコースだ。
このコースはモナコ・マイスターであるミハエル選手が得意とするコース。
マシン性能も重要だが、マシンの性能差以上にドライバーの能力が結果を大きく左右するコースである。
そして、オーバーテイクポイントもほぼ皆無で、優勝するためには予選トップ、悪くても2番手が必須(トラブル発生時は除いて)。
ピット戦略では、周回遅れとの遭遇タイミングをうまくコントロールしなければならない。
いくらマシンが良くても、ドライバーとチームが全力を尽くさないと勝てないのである。
おそらく、ミハエル選手とアロンソ選手の一騎打ちとなることが予想されるが、ここでの勝敗がチャンピオンシップへの大きな影響を与えることとなりそうだ。
次回は、最終予選、決勝スタートから第1コーナーへの飛び込み勝負、ピット戦略に注目すべし。

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